orbital period/bump of chicken

orbital period

orbital period

3年振りのアルバム。シングルやDVDはリリースしていたのでその寄せ集めになるかなと思ってたら、17曲中11曲は新曲。3年という期間をおいても、これはすごいよな−と思います。
今回はボーカル藤原くんの絵本(ブックレット)付きということで、アルバム全編を通してひとつの物語になってる。これって「THE LIVING DEAD」と同じようだけど、今回の方がより「ひとつ」を打ち出している感じ。
曲はどれもよいです、好きです(!)(でも特に好きなのは「ハンマーソングと痛みの塔」「ひとりごと」)。

1年ほど前のインタビューで、藤くんは「曲にひとつのイメージ、発信者側が限定するようなイメージを持ってほしくない。聴き手それぞれが曲に想いをもってほしい」という主旨のことを言っていた。bumpを好きな理由のひとつがこれなんだけど、今回は絵本があるから、自分の物語の中の曲じゃなくて絵本の王様とライオンの曲になってしまう時がある。
でも、きっとときどきは王様とライオンを思い出し、時に自分の物語を思い出すような、そんなものなんだろうと思う。

こののびやかなフレーズに、何を想うかなぁ。